『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』をもっと楽しむ10のキーワード【ネタバレなし】


2018/04/30

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』見てきました。
いやー、面白かったっす!

この映画の魅力は、一言でいえば“超豪華”!

アベンジャーズスパイダーマンガーディアンズ・オブ・ギャラクシードクター・ストレンジブラックパンサーなど人気のマーベル・ヒーローが同じスクリーンに登場するんですから!

マーベル映画は単体でも、世界歴代興行収入ベスト20に5作品がラインクインするほど高い人気を誇っているのに、それが一堂に会して、しかもそれぞれのキャラクターが主役として活躍するんです。

各作品のファンが見ても満足しますし、アメコミ映画を食わず嫌いでこれまで見てこなかった人にも、「この映画だけは見て損なし!」とお勧めしたい作品です。

 

本映画の位置づけ

本作は直接的には、

『アベンジャーズ』(2012年)
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)

の続編(パート3)です。
(※最近の映画はタイトルに、「~2」「~3」といった数字をつけないのでわかりづらいですが……)

しかしそれに留まらず、本作はさらに、

『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)
『ブラックパンサー』(2018年)

の映画の続きでもあり、それぞれの作品とストーリーや設定が矛盾なくリンクしています。
なお、それらの作品はさらに、各作品の前作の続編となってます(※ブラックパンサー除く)。

マーベル映画は個々の作品が全体として壮大につながっており、この世界観のことを「マーベル・シネマティック・ユニバース」(MCU)と呼んでます。
これは元々コミックスで多用される「クロスオーバー」という手法を映画に取り入れたものです。

つまり本作は、2008年に『アイアンマン』からはじまったMCU全18タイトル・足かけ10年に及ぶ壮大なプロジェクトの集大成作品と位置付けられます。

そうすると、「じゃあ、インフィニティ・ウォーを楽しむには、他の18作品も見てないといけないの?」と思ってしまうところですが、最近の映画は前作を見てなくても楽しめる作りになっているので、前提知識なしに見ても本作は十分楽しめます。

しかし、いろいろ知ってると映画をもっと楽しめるのも事実です。 そこで、マーベル映画をこれまで見たことない人も、これを知ってから見るとさらに映画が楽しめるという10のキーワードを、ネタバレなしでご紹介したいと思います!

 

サノス

主役級のスーパーヒーロー勢ぞろいの本作ですが、主役はズバリ、マーベル史上最強の敵”サノス”です。

マーベル好きでなければサノスを知ってる人は少ないと思いますが、サノスはこれまでもMCUで謎のフィクサーとして登場してきました。

『アベンジャーズ』では、ソーの義弟ロキが、宇宙人種族チタウリとともに地球を襲い、「四次元キューブ」(実はインフィニティ・ストーンの一つ「スペース・ストーン」)を奪おうとして失敗したが、ポストクレジットシーンで、インフィニティ・ストーンを手に入れようとするサノスの陰謀が裏にあったことが明らかになりました。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)では、サノスはクリー人であるロナンを使って、ピーター・クイルから「オーブ」(実はインフィニティ・ストーンの一つ「パワー・ストーン」)を奪おうとして失敗し、ここで初めてインフィニティ・ストーンを自らの手で集めることを決心します。

『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のポストクレジットシーンでは、インフィニティ・ガントレットを左手にはめたサノスが「よかろう 私の出番だ。」と宣言して、いよいよ本作『インフィニティ・ウォー』につながってくるのです。

では、サノスとは何者でしょうか?
コミックス誌的にその歴史は古く、初登場は1973年に遡ります。土星の衛星タイタンで生まれ、超人的な体力、耐久力、反射神経を持ち、ほぼ不死身です。

本作でサノスは地球のみならず銀河全体を危機に陥れますが、その目的は私利私欲ではなく「宇宙の救済」という彼なりの信念に基づく行動です。単純に”ヴィラン”(悪役)という言葉で括り切れない深みをもったキャラクターといえます。

 

コミックス『インフィニティ・ガントレット』

映画『インフィニティ・ウォー』には実は元ネタとなるコミックスがあります。
それが1991年にマーベル・コミックスから刊行された『インフィニティ・ガントレット』です。(※2017年に邦訳本がShoPro Booksから出てますので、日本のファンは日本語でコミックスを読むことができます。)

『インフィニティ・ガントレット』
発売:ShoPro Books
定価:2,800円+税
発売日:2017年12月20日

 マーベル映画では、そのキャラクターや世界観、基本設定などはコミックスに由来することが多いです。

『アベンジャーズ/インフィンティ・ウォー』も、サノスの風貌や、6つのインフィニティ・ストーン(コミックスではインフィニティ・ジェム)を填め込んだガントレットを装着すると宇宙全体を滅亡させるほどの力を手にできるという設定、そしてそれを防ぐためにアベンジャーズをはじめとするスーパーヒーロー達が結集するというアイデアなど、『インフィニティ・ガントレット』が元ネタとなっていることは間違いありません。

しかしアメコミ映画の”元ネタ”は日本の漫画の映画化の”原作”とは違い、ストーリーは映画オリジナルとなっていることが多いです。

映画を見る前にコミックスを読んでおくと、ストーリーは映画オリジナルなのでネタバレになりませんし、より作品を深く理解できるのでお勧めです。また、映画を見た後にコミックスを読んでみるのも、ストーリーの違いが楽しめて面白いでしょう。

 

インフィニティ・ストーン

我々の宇宙が誕生する前から存在した6つの”特異点”から生まれた結晶 –– それがインフィニティ・ストーンです。

6つのストーンが全て揃えば、指を鳴らすだけで全宇宙の生命を半分に減らすことができるほど、絶大なパワーを手にすることができます。

インフィニティ・ストーンはこれまでMCU作品の中で重要なキーアイテムとして度々出てきました。以下、各ストーンの所在場所の変遷を、その能力とともにまとめます。

 

◆スペース・ストーン

色は青。空間を自由に移動できるワームホールを作ることができます。

「テッセラクト」(四次元キューブ)として、元はソーの父王オーディンの宝物庫に保管されていたが、オーディンにより地球にもたらされ(理由は不明)、古代より長く地球に眠っていました(『マイティ・ソー』)。

第二次大戦時、ヒドラのレッド・スカルにより発見され超兵器として利用されたが、キャプテン・アメリカの活躍により海の底に沈みました。ハワード・スタークが海中から回収後は、長くシールドが保管していました(『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』)。

近年になって起動したことによりサノスがその存在に気づき、ロキを使って地球から四次元キューブを奪取しようとしたが失敗します。その後ソーの故郷アスガルドの宝物庫で厳重に保管されることとなりました(『アベンジャーズ』)。

 

◆マインド・ストーン

色は黄色。他人の精神を操ることができます。

ロキは地球侵攻時、サノスから「セプター」と呼ばれる人心を操る杖を借り受けていました。この杖の先端に埋め込まれていたのがマインド・ストーンです(『アベンジャーズ』)。

セプターは邪悪な秘密結社ヒドラの手にわたり、スカーレット・ウィッチとクイックシルバーの能力を開花させた後、アベンジャーズが取り戻しました。

トニー・スタークはセプターの超パワーを使って大規模な平和維持プログラムを開発しようとするが、意図に反して邪悪な人口知能・ウルトロンを生み出してしまいます。

その後マインド・ストーンは人造ボディであるビジョンの覚醒に使われ、今も彼の額に嵌っています(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』)。

 

◆パワー・ストーン

色は紫。文明を破滅させることができます。

ピーター・クイルが古代神殿から見つけた「オーブ」。その中に入っているパワー・ストーンは惑星一つを破壊するほどのパワーを持つと言われています。

この石をめぐって蒐集家のコレクターと宇宙テロリストのロナンとともに三つ巴の争奪戦を繰り広げますが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの活躍により最後はザンダーにある宇宙警察ノバの保管庫に収められました(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)。

 

◆リアリティ・ストーン

色は赤。物質を変換できます。

アスガルド人への復讐に燃える古代種族ダーク・エルフは、封印された「エーテル」の中に収められていたリアリティ・ストーンを使って世界に闇をもたらそうとしたが、ソーが阻止しこれを回収しました。

しかし、すでに四次元キューブがあるアスガルドの宝物庫(※上記「スペース・ストーン」の説明参照)に保管することに危険を感じ、ソーは著名な蒐集家・コレクターにエーテルを預けました(『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』)。

ノーウェアの蒐集室にエーテルを保管していたコレクターだが、一時オーブも手に入れ同じ蒐集室に保管したところ、パワー・ストーンが暴走し大爆発を起こします。この時エーテルがどうなったか、作中では語られないままでした(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』)。

 

◆タイム・ストーン

色は緑。時間を操作できます。

古代より地球を邪悪な勢力から守ってきた魔術師集団マスターズ・オブ・ミスティック・アーツが保管する魔法道具「アガモットの目」には、時間を操るパワーをもつタイム・ストーンが入っています。

現在は至高魔術師であるドクター・ストレンジが首から下げて守護しています(『ドクター・ストレンジ』)。

 

◆ソウル・ストーン

今までMCUに登場していないインフィニティ・ストーンがソウル・ストーンです。それが持つパワー、在り処など全ては謎に包まれています。

 

キャプテン・アメリカ VS.アイアンマン


『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でソコヴィアの戦いに勝利したものの、市民と街に甚大な被害が生じたことで、アベンジャーズは国際社会から非難されました。

そして「スーパーヒーローを法の規制なく野放しにするのは危険ではないか」との世論の声が高まり、アベンジャーズを国際連合の管理下に置くことを規定する「ソコヴィア協定」が締結されました。

アベンジャーズ内部では、「ソコヴィア協定」署名賛成派と反対派に分裂し、特にそれぞれのリーダー的立場であるキャプテン・アメリカとトニー・スターク(アイアンマン)の対立は決定的なものとなりました。

そして、アイアンマン、ウォーマシン、スパイダーマンなど署名賛成派はアベンジャーズとしての活動が正式に認められる一方、キャプテン・アメリカ、ファルコン、スカーレット・ウィッチ、ブラック・ウィドウなど署名反対派は、これまでのように政府から支援を受けるどころか逆に各国政府から非合法活動として指名手配され、バラバラに潜伏することを余儀なくされました。

そんな中、キャプテン・アメリカは武器であるシールドを手放し、左手を失ったバッキーとともに、ティ・チャラ(ブラックパンサー)の手引きを受けワカンダ王国へと渡るのでした(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』)。

 

ガモーラ


ガモーラは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで活躍する女戦士です。

ゼン・フーベリという宇宙種族の最後の生き残りであり、サノスに拾われ養女として育てられました。しかしその養育はスパルタ式で、特訓や改造により優れた戦闘能力を獲得し、「銀河で最も危険な女」と呼ばれるほどになりました。

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では、当初サノスと密約を交わしたロナンによって、ピーター・クイルから「オーブ」を奪うべく送り込まれましたが、ロナンやサノスを憎んでいた彼女は、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員となり、やがてピーター・クイルと恋人関係になります。

また、ガモーラと同じくサノスの養女であるネビュラは、ガモーラと姉妹同然の関係です。

 

ワンダとビジョンは恋人同士


『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で登場したワンダ(スカーレット・ウォッチ)は、魔術師アガサ・ハーネクスから教わった魔術を操るだけでなく、物事が起こる確率を操作する「現実改変」という特殊能力を有し、実はアベンジャーズ”最強説”が出るぐらいの実力者です。

一方ビジョンは、トニー・スタークが開発した人口知能J.A.R.V.I.Sと地上最強の金属ビヴラニウムとセプター(マインド・ストーン)の集合体であり、自分の肉体の質量を自在に操り、額からエネルギー・ビームを発し、機械類に自在にアクセスできる能力を持つ人造人間です。

二人が恋人同士って「どういうこと?」というのはさておき、前述のとおり、ソコヴィア協定に反対のワンダと恋人のビジョンは人目を忍んで逃避行を続ける立場です。本作で二人は果たしてどこに潜んでいるのでしょうか?

 

ワカンダ王国


ワカンダ王国は『ブラックパンサー』で本格的に描かれた、アフリカに位置する外界から隔絶された世界最高の科学技術を有する国です。

その力の源泉は、万能希少金属「ヴィブラニウム」の世界唯一の産出国であることです。 ヴィブラニウムといえばキャプテン・アメリカの盾の組成物質であり、ダイヤモンド以上の硬度を持ち、ウラン以上のエネルギーを放出するほか、「衝撃を吸収する」「吸収したエネルギーを跳ね返す」という特性があります。

ワカンダ王国はヴィブラニウムと高度な文明を守るため、表向きは発展途上国として孤立主義を採り、他のアフリカ諸国が欧米の植民地支配を受ける中で500年にわたり平和と独立を守ってきました。

そのための強力なツールとして、ホログラムにより外部からはただのジャングルにしか見えないように偽装し、また国境線に設置したバリアにより外部からの侵入を物理的に遮断することもできます。

 

ウィンター・ソルジャーとワカンダ王国


バッキー・バーンズはスティーブ・ロジャース(キャプテン・アメリカ)の幼馴染ですが、悪の組織ヒドラによって洗脳され殺人兵器「ウィンター・ソルジャー」として現代に蘇りました(『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』)。

その後、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)では、「ソコヴィア協定」署名反対派としてキャプテン・アメリカ側に付き、最後はワカンダ王国に身を寄せ、自ら冷凍睡眠されることを選びました。

そして『ブラックパンサー』のポストクレジットシーンでシルバーウルフとして登場し、義手の左腕もワカンダの技術で新しくなり、『インフィニティ・ウォー』での登場を暗示していました。

 

ベビー・グルートがクソ生意気に!?


『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に登場した「ベビー・グルート」は、そのつぶらな瞳と愛らしい動き、天然な性格でたちまち大人気となりました。

ベビー・グルートは元々『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)では大人の「グルート」としてチームを助ける頼もしい存在でした。

しかし仲間を守るため自ら犠牲になって身体がバラバラになってしまったところ、悲しみに暮れるロケット・ラクーンがグルートの枝の切れ端を植木鉢に挿したら、なんとそこから復活したのが小さな身体のベビー・グルートでした。

しかししかし!『インフィニティ・ウォー』の最新予告では、夢中になってゲームをするティーンエイジャーのグルートが描かれ、しかも「ゲームをしまえ」と注意するピーター・クイルに生意気な口調で反抗する姿が描かれていました。

あの可愛かったベビー・グルートはもう二度と戻ってこないのでしょうか 😥
でも、ティーン・グルートもきっと前二作同様に私たちを魅了してくれることでしょう。

 

謎の宇宙船「サンクチュアリⅡ」


『マイティ・ソー バトルロイヤル』では、ソーは無敵のハンマー「ムジョルニア」と片目を失いながらも、義弟ロキとともに死の女神ヘラをアスガルドごと火の海に沈め、最後は故郷を失ったアスガルド国民とともに宇宙船で旅立つのでした。

なお、アスガルドを飛び立つ前、ロキが宝物庫で「四次元キューブ」に目を奪われたような表情をするシーンが描かれていました……。

また、ポストクレジットシーンでは、地球に向かうソーたちが不吉な巨大宇宙船に足止めされるシーンが描かれていました……。

これらは『インフィニティ・ウォー』へ続く重要な伏線と思われます。

ポストクレジットシーンに描かれた謎の宇宙船は誰の船でしょうか?
これについて、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長はインタビューで「宇宙船はサンクチュアリⅡだ」と答えています。

サンクチュアリⅡ、その正体は『インフィニティ・ウォー』を見てぜひご確認ください。

 

……以上、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見る前に知っておきたい前提知識を、10のキーワードとともにご紹介しました。これだけ知れば、存分に『インフィニティ・ウォー』を楽しめることでしょう!

 

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー!

 

画像出典

  • 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公式プログラム
  • shino-hobby.com
  • books.shopro.co.jp
  • comicbook.com
  • pinterest.jp
  • ja.marvel.wikia.com
  • relevantmagazine.com
  • itsalltherage.com
  • nerdist.com
  • artconsultant.yokohama

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